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【ジブンログ01】ジブン研究とは何か?

こんにちは、ろんてぃです。

人生につまづき「このままじゃだめだ。でもどうしたらいいんだろう。」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。

この“ジブンログ”は、「自分を知り、自分を受け入れる」ためのステップを、基礎編、応用編、実践編に分けてお伝えします。

本記事は基礎編 第1回「ジブン研究とは何か?」のお話です。

自己理解・自己受容とは何か、自己理解×自己受容をおすすめする理由について解説します。

ろんてぃ
ろんてぃ

この記事は以下のような方におすすめ

☑「なんで自分っていつもこうなんだろう」と落ち込むことがある。

☑「自分がしたいことってこれなのかな」と悩むことがある。

☑「周りと自分を比べてしまってつらい」と感じることがある。

それでは、いってみましょう。

なぜ今“自己理解×自己受容”なのか?

自己理解とは

自己理解とは,いくつかの手段により自分の気質,性格,ある種のタイプ,価値観,考え方,態度・行動などを深く知り,それを自分自身が納得して受け止めている状態のことと定義されています。

引用:内閣府「ユースアドバイザー養成プログラム」第5章 第1節よりhttps://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12927443/www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/h19-2/html/5_1_2.html

また自己理解を深めるために3つの視点が挙げられています。

自己理解の3視点

① 自己分析:思っている自分 例)自分の考え、想い、感情

② 他者からのフィードバック:思われている自分 例)親族、友人、会社の人、恋人等が自分をどう思っているか傾聴

③ 検査や診断などのデータの活用:データが語る自分 例)適職診断、性格検査などの外部的なツール

“ジブンログ”では自己理解の基盤である①自己分析が誰でも簡単にできるようアプローチしていきます。

それに加えて、両親や兄弟、気の許せる友人などに自分のことについて直接、あるいは電話やLINEで聞いてみたり、

インターネットにある様々な診断の中から自分が気になるものを何個か取り組んでみたりすると、

より深く自分を理解することができます。

自己理解すると、自分はどのような特性があり、どのような価値観や考えを持っていて、どこに向かいたいのかといったことを客観的に知ることができます。

それにより人生につまづいても、自分と客観的に向き合い、自分にとって最適な選択をとることができるようになるのです。

自己受容とは

自己受容とは「自分自身を、好ましい面も好ましくない面も含めて受け容れること」と定義されています。

出典:飯長喜一郎(2012)自己受容,人間性心理学会(編),人間性心理学ハンドブック,p323,創元社

よく似た言葉で「自己肯定」がありますが、「自己受容」と「自己肯定」は違います。

テストで60点を取ったら…

・自己肯定:何事もポジティブに捉える

例)「60点だったけど、頑張ったから実質100点だよね。」「60点なんて充分すぎるよ、赤点じゃなくて良かった。」

・自己受容:事実を受け入れ、次どう行動するかを考える

例)「結果は60点か。」「どうして60点だったのかな。」「100点に近づくにはどうしたらいいかな。」

自己肯定は一時的なメンタルへの対処法としては有効かもしれません。

しかし長期的にみて自分を成長させたい、変わりたい、そう思うのなら自己受容の考え方が重要になります。

その際に重要なのが「健全な諦め」という視点です。

「健全な諦め」とは、「自分が変えることができるのは、影響の輪の中の事象のみである」ということを受け入れ、「影響の輪の外の事象」について変えようとするのは諦めることです。

・影響の輪の中の事象:自分の力で変えられること

例)自分の考え方・価値観、出来事の受け取り方、行動や習慣、未来

・影響の輪の外の事象:自分の力ではどうにもならないこと

例)他人からの評価、他人の考え方・価値観、身長や血液型、出身、障害などの生まれ持ったもの、過去

自己受容すると、ありのままの自分を受け入れ、影響の輪の外の事象に振り回されず、影響の輪の中の事象にのみ注目して行動する勇気を持つことができます。

それにより人生につまづいても、つまづいた自分という状態を受け入れ、「なんでつまづいたのかな」「どうしたらつまづかないかな」を考え、自分の力で変えられることに注力して行動することができるようになるのです。

自己理解×自己受容がおすすめな理由

かつて人生につまづいた時、自己理解を深めていく中で疑問を感じました。

自己理解や自己分析について検索すると、自分の「強み」を知ろう、自分の「好きなこと」を知ろう、自分の「得意」を知ろう、という文言が多くあります。

しかし、どこを探しても自分の「弱み」、「嫌いなこと」、「苦手なこと」にフォーカスが当たらないのです。

悩む人は自分の「弱み」、「嫌いなこと」、「苦手なこと」にばかり目を向けて、そのことに落ち込み、悩み、苦しくなってしまいがちです。

しかし、自分の弱さ、苦手なこと、至らないことを知っているということは自分の最大の強みなのです。

負けや挫折、失敗を経験してどう動くかが大事なのであって、負けや挫折、失敗をすることは悪いことじゃありません。

自分に、人生に、様々なことに悩む人こそ見るべきは、自分の「弱み」、「嫌いなこと」、「苦手なこと」で、それを受け入れて、次どう動くかが大切です。目を背けてはいけませんが、過度に落ち込んだり悩んだりする必要もありません。

そして、人間だれしも完璧な人なんていません。

どんな人でも、ミスするときはありますし、不得意なことはあります。

もし完璧に見える方がいるのだとしたら、あなたはまだその方の「弱み」、「嫌いなこと」、「苦手なこと」が見えていないか、その方があなたにそれらを見せないために、一所懸命に努力をしているのです。

ジブン研究は自己理解だけでは成立しません。

自己受容も行うことで、真のジブン研究になるのです。

人生につまづいた時、まずは自分を責めすぎず、自分の状態を客観的に知り、受け止め、次どうするかを一緒に考えていきませんか。

まとめ

今回は自己理解・自己受容とは何か、自己理解×自己受容をおすすめする理由について解説しました。

今回のポイントをまとめますと、次のとおりです。

まとめ

・自己理解とは自分を多方面から客観的に知ること

・自己受容とは自分の状態を受け入れ、次どうするか考えること

・影響の輪の外の事象には、健全な諦めをすること

・ジブン研究とは自己理解×自己受容を極めること

次回の記事は「【ジブンログ02】ジブン研究のよくある間違い、落とし穴」です。お楽しみに。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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