こんにちは、ろんてぃです。
人生につまづき「このままじゃだめだ。でもどうしたらいいんだろう。」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
この“ジブンログ”は、「自分を知り、自分を受け入れる」ためのステップを、基礎編、応用編、実践編に分けてお伝えします。
本記事は基礎編 第2回「ジブン研究の落とし穴」のお話です。
ジブン研究のよくある間違い、落とし穴について解説します。

この記事は以下のような方におすすめ
☑ジブン研究についてもっと知りたい方
☑ジブン研究を正しく進めたい方
☑ジブン研究を始めたけどつまづいている方
それでは、いってみましょう。
目次
よくある間違い・落とし穴
MBTI診断から始まり、適職診断、恋愛診断、等々…。世の中には数えきれないほどたくさんの診断が存在します。
私も最初は、このような診断ツールを片っ端からこなし、それを自己理解だと考えていました。
このような診断ツールを、エンタメとして、また初めて自己理解をするきっかけ・入口として取り組むのなら全く問題はありません。
しかしこれらに頼りすぎ、診断ツールの結果=自分の100%が反映されたもの、自己理解はこれで充分、と捉えている場合はジブン研究を見直す必要があります。
その理由は主に2つです。
①自己分析能力の低下
②ジブンの可能性の限局
詳しく解説していきます。
①自己分析能力の低下
診断ツールは提示される質問に答えていき、結果をだします。つまり外的なものさしで図ったジブンの結果が出る、ということです。そのため診断ツールに頼りすぎると自己分析能力(内的なものさしで図ったジブンの強みや弱み、興味関心等を分析・深堀りする力)が弱まる可能性があります。
内的なものさしはジブンの過去・経験・価値観に向き合うことで形成されるものであり、それこそ唯一無二のジブンの個性、ジブンらしさとなります。
②ジブンの可能性の限局
診断ツールの結果をもとに「私は○○だから××できないのはしょうがない」とジブンの可能性やのびしろに蓋をしていませんか。診断ツールの結果はあくまでジブンの一側面でしかありません。
時にジブンも知らなかったジブンの強みや弱みを知り得ることがあります。前回の記事でお伝えした他者からのフィードバックという視点です。ぜひ両親や兄弟、友人にジブンのことを聞いてみてください。あなたの知らなかったあなたの強み、弱みに出会い、ジブンの可能性を広げることができるかもしれません。
診断ツールの結果はあくまでジブンの一側面であり、自己理解を深めるには、ジブンの過去・経験・価値観に向き合い、ジブンと対話する必要があるのです。
星座や血液型もよく自己理解で使われる手段の一つです。
また診断ツールとは違い、いくつもの質問に答える必要がなく、生年月日と血液型が分かれば簡単にジブンを知ることができます。
私も小さいころから星座や血液型からジブンを知り、ジブンの性格や強み、弱みを客観的に理解した気になっていました。
診断ツールと同様、エンタメとして、また初めて自己理解をするきっかけ・入口として取り組むのなら全く問題はありません。しかし、これは診断ツール以上にジブンと向き合うことができていません。
診断ツールは質問に答えるという過程の中で、全てではありませんがジブンの価値観が少なからず反映されます。しかし星座や血液型はあなたが生まれたときに決まった、ジブンを表す肩書きの一つでしかありません。
そのことに気づき、ジブンの過去・経験・価値観に向き合うことができれば、あなたのジブン研究はよりあなたらしく、個性的なものになります。
占いも自己理解で使われる手段の一つといえるでしょう。
占いは名前や生年月日などから占い師があなたの過去・現状や困難を当ててこれからどうなっていくのか、あなたの未来を教えてくれます。
有名な占い師はよく当たるといいますし、一概に非難する意図はありません。かく言う私も占いにドハマりし、よくしていた時期がありました。
しかし占いで懸念すべきはジブンのこと、特に未来に対して受け身になってしまうことです。占いで提示された未来を信じて、ただその時を待つ。そうしてジブンの本当に叶えたい未来になるでしょうか。
占い師も商売です。あなたに都合のいいこと、あるいは不安を感じるようなことを伝えて、あなたの期待や不安を誘発し、信用してもらい、占いのリピーターになってもらうことを考えています。占い師は悪くありません。その言葉を信じすぎてしまう受け手が悪いのです。
エンタメとして占いをするのは問題ありません。むしろ初めての方はとても新鮮で面白いと思います。しかし「ジブン研究をしたい。」そう考えているあなたが信じるべきは占い師ではありません。
あなた自身の心の声を聴いてあげてください。あなたが何に悩んでいるのか、どんな未来を望んでいるのか、そのために何をすればいいのか。答えは全部ジブンの中にあります。
まとめ
今回はジブン研究のよくある間違い、落とし穴について解説しました。
今回のポイントをまとめますと、次のとおりです。
・診断ツール頼りは、自己分析能力の低下や、ジブンの可能性の限局化をおこす。
・星座や血液型は、名前と同様にジブンの肩書きの一つ。
・占いも商売。信じるべきはジブンの心の声。
次回の記事は「【ジブンログ03】ジブンの好き嫌いって何だろう?」です。お楽しみに。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。